フラメンコを初めて習うときの流れ

様々なダンスのお教室はあると思いますが、フラメンコを初めて習うときに必要なことを、自分のことを思いだしながら書いてみたいと思います!

これはあくまで趣味としてのフラメンコについて、です。
これからこの道でプロでやっていきたい!という方だと、また考え方が全くことなると思われます。

あくまで、自分の生活を豊かにするための趣味としてフラメンコを習う際の心構えです。

通えるお教室を探す

一つ目は当たり前ですが、通えるお教室探しが大切になるかと思います!

ある程度フラメンコの基礎を教えてもらえばその後はクルシージョ(短期間のレッスン)やオンラインを活用しながらレベルアップしていけるかと思いますが、
まずはじめの・はじめは、どこかのお教室に所属して週1回など定期的に通うことがよいかと思います。
まずは定期的に通う中で、フラメンコで1番初めに習うことの多い「セビジャーナス」が1曲踊れるようになることが目標でしょうか。

私も色々なお教室に所属しましたが、選ぶうえでのポイントと思うことを挙げてみました。

  • お試しレッスンや見学ができること
  • 無理なく通える距離にあること
  • 無理のないお月謝であること
  • お仕事などの状況によっては、休む場合に他レッスンに振替ができるなどのシステムがあるとよい
  • 発表会やライブなど、発表するときの方針が自分に合っていること
  • お教室のレベルが自分に合っていること
  • 先生の教室運営の方法と、自分がフラメンコに求めているものがある程度一致していること
  • 先生や、一緒に練習するお仲間について、人間的に尊敬できる人達であること

やはり何事もある程度継続しないと、自分に合っているか・合っていないか判断できないですよね。
1か月ほど通ってみて楽しいな~という感覚があれば、まずは半年ほど通ってみることをおススメします!

多分・まず初めは「セビジャーナス」から

セビジャーナスってなんだろう?

全くの初心者ですと、どのお教室もまずはフラメンコの春祭りで踊られる「セビジャーナス」を習うことが多いと思います。

セビジャーナスとはスペイン版の盆踊りみたいなもので、
1つの曲が1番から4番までで構成されており、それぞれ曲の尺の長さが同じです。

「セビジャーナス」というと、1つの曲しかないように勘違いすることもあるのですが、
フラメンコの場合、この「曲種」というのがイコール、1つの決まった曲になるということがなく、
あくまでメロディーラインのことを指します。

なので、「セビジャーナス」といっても、色々な歌があります。
セビジャーナスの場合は曲の長さが同じですが、様々なセビジャーナスがあるので、お教室で習っているセビジャーナスの曲と違う曲が本番でかかったりすると、急に踊れなくなったりします(-_-;)

まずは一人で1番から4番まで踊れるようになり、その後、ペアで踊れるようになることが目標になります。
一人で前向きで踊れるようになっても、ペアで人と向き合って踊るとなると、それはまた難しかったりします!
セビジャーナスは、発表会やライブのオープニングやフィナーレなどで踊られることが多いので、踊れるようになることが必要かと思います。

セビジャーナスの詳しい解説は、本当に一生懸命されていらっしゃる池川寿一さんのYoutube解説動画がありましたので、ぜひご覧になってみてください!

お教室によって振り付けが違う

セビジャーナスですが、基本的な振り付けは似ているものの、お教室によって微妙に振り付けが異なります。
なので、前に習ったセビジャーナスが新しいお教室では違うこともあったり。

その場合、発表会など全員で群舞でセビジャーナスを踊るとなれば、また新しい振り付けを覚える必要があります!

色々な「セビジャーナス」

私が好きなセビジャーナスをいくつか挙げてみます!

  • ミラ・ラ・カラ(Mirala cara a cara)
  • ラ・トニャ・イ・ラ・マレナ(La Toña y la Malena)
  • ピントール・デ・ロサ(Pintor de losa)
  • ビバ・セビージャ(Viva Sevilla)

セビジャーナスは日本だと、お教室で初めて習う踊りみたいなイメージが強いですが、
曲もたくさんあって奥深いですし、男女がパレハ(ペア)でしっとり踊ったり、色々とバリエーションがあって楽しいです。

お教室探しについて

都市部では様々なフラメンコの先生がいらっしゃいますが、地方だと自ずとお教室も限られてしまうと思います。

多分、両手で数えられるほどかと。
どのお教室も見学や体験レッスンを設けていると思うので、ぜひ足を運んでみてください!

百聞は一見に如かず、です!

「クルシージョ」について

自分が所属しているお教室とは別に、東京などで開催されている短期集中レッスンに参加してみることもとてもよい経験になります!

クルシージョとは、スペイン語の「cruso」に縮小辞を付けた「curusillo」のことで、
curusoが小さくなって短期集中レッスンということになります。

クルシージョは主に2種類あって、3か月といった少し長めの期間で1つの曲の振り付けの習得を目的にするものと、フラメンコに必要な技術を1レッスンなど単発で習うものとがあります。

クルシージョ参加のメリット

私は地方在住なので東京の様々なクルシージョに参加した経験があります。
今までクルシージョで師事させていただいたのは次の先生方です!

  • 河内さおり先生
  • 中谷泉先生
  • 淡路たみ先生
  • 大野たまき先生
  • 大槻敏己先生
  • 萩原淳子先生
  • サロメ・ラミレス先生
  • パトリシア・ゲレーロ先生
  • ロシオ・ロメロ先生
  • イネス・ルビオ先生

色々な先生方のクルシージョに参加させていただくと、それぞれの先生方の個性や、基礎練習の仕方など、色々な発見があります。
歳をとってからのダンスなので超絶技巧は目指せませんが
その歳や自分に合った表現ができるのがフラメンコの魅力の1つだと思います。

色々な先生に習うことで、自分がどういった表現をしたいのか、どういった練習が合うのか考えることができます!
体の使い方なども、違う先生に教えてもらうことでナゾが解けたりとか、色々思うところがあります。

これからも色々な先生のクルシージョに参加してみたいと思います!

振り付け系のクルシージョ

数か月など短期間で1曲の振り付けを得ることを目的にするクルシージョです。
代表的なもので、尊敬する蒲谷社長が経営されていらっしゃる恵比寿・イベリアのクルシージョがあります!

私の大・大・大お師匠さんでいらっしゃる河内さおり先生も、恵比寿サラプランタでクルシージョをしてくださっています。
ご興味のある方は、ぜひ体験レッスンに行ってみてください!

テクニカ系のクルシージョ

マルカール(フラメンコのステップ)、ブラソやマノ(腕や手)の使い方、サパテアード(足の打ち方)、ブレリア(フラメンコの曲種の1つ)など、色々なテーマで1時間程度の単発レッスンがあります。

踊りだけではなく、カンテ(歌)やパルマ(手拍子)のクルシージョも単発で開催されています!
ホームページ等で検索をして参加することが多いですが、フラメンコのコミュニティーペーパーのファルーカさんでもクルシージョ情報が掲載されています。

でも、全ての先生方のクルシージョはさすがに載っていないですね。
地道にweb検索をするしかなさそうです。
FBやインスタグラムなどSNSでの募集案内もたまに見かけます。

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