私がサークルを始めた理由

こちらは群馬県で活動しているフラメンコサークルなのですが、
群馬県にもフラメンコ教室があり、
東京でフラメンコを習い始める前は、自分でサークルを主宰するようなことは全く考えたことがありませんでした。

私がフラメンコを始めた理由は、私のフラメンコ歴で書いたとおり、社会人になってからの運動不足解消になんとなく…というものでしたが、
始めた当初は、自分の人生に影響を与えるような、たくさんの素晴らしい人たちとの出会いをもたらしてくれるとは思っていませんでした!
本当にフラメンコを続けていて良かったなと思っています。

今日はサークルをはじめた理由について書いてみたいと思います。

東京で学んだ三位一体のフラメンコ

1つめは、やはり東京で学んだ三位一体のフラメンコを、群馬でも練習できたらいいな、と思ったことです。

私がフラメンコを始めたころはカルチャーセンターでのフラメンコで、
決められた音に合わせて決められた振り付けを踊るものだと思っていました。

ですが、東京の伊藤シゲル先生のカンテや、河内さおり先生に師事する中で、

  • フラメンコはギター、カンテ、バイレと一緒に創るもの であり
  • 歌もその時々で長さが違ったり
  • 構成も違ったり
  • ファルセータ(ギターのパート)でも奏者によって違うので
  • その時々の音を大切にして踊るものだ

などなど…いろいろなことを学ばせていただきました。

ギターやカンテさんとの合わせ練習も東京では多かったので、
やはり生演奏は本当に素敵だと感動しましたし、
一緒に創りあげるってこんなに楽しいんだなぁ…と実感したものです。

ただ、三位一体のフラメンコをするには、踊り手も学ばなければなりません。
学ぶこととしては

  • ギター、カンテさんと合わせるときのお作法
  • 自分が踊っている振り付けの意味(例えばジャマーダなど)
  • 曲の構成
  • 奏者を尊重すること

などなどです。こういったことは、なかなか普段のレッスンの中では意識されていなかったかな?という印象があったので、それをサークルの中でみんなと練習できればいいなぁと思ったことが理由の1つです。

自分たちの好きなスタイルでライブをしたい

2つめの理由としては「発表の場所」についてです。
フラメンコのお教室に所属していたときに、2回ほど発表会に参加しました。

1つめはカルチャーセンターのお教室で。
2つめは宮田めぐみ先生のお教室で。

結論としては、私にはあまり「発表会」というスタイルが合わずに、なんだかすごく消耗して終わったという苦い思い出が…(;’∀’)
もう次は絶対出たくないなぁ…って、そんな風に思ってしまうのは私の性格がひねくれているからでしょうか…(;’∀’)

というわけで、高いお金を払ってストレスをためるよりも、
それなら好きな仲間で、自分たちの好きなライブをしちゃえばいいんじゃないの?と思ったことも、サークルをしていることの理由です。

発表会の良いところは次のようなところでしょうか。

  • お友達と一緒に創りあげることの楽しさや充実感がある
  • 大きな舞台で踊れること
  • 自分でアーティストやリハ、会場等の調整をしなくて良い
  • 参加費を払えば、踊ることができる

一方で、次のようなデメリットもあると思っていました。

  • お友達との軋轢がなぜか生じる確率が高い
  • お教室の先生が、発表会となるとなんだかピリピリする???
  • そのため、ギター・カンテ合わせが楽しくない
  • 群舞だと、あまり着たくない衣装をレンタル又は買い上げで揃えなくてはならない(しかも高い)
  • 発表会の参加費が、かなり高い
  • 大きな舞台で発表会の時間も長いので、敷居が高い

そんなワケで、もっと気軽にライブをして、もっと身近にフラメンコを感じてもらえる場があればいいなぁ…と思っています。

気軽にフラメンコに触れてほしい

一番大きな理由だと思うところは、もっと気軽にフラメンコに触れてほしいということです。

私自身、カルチャーセンターでフラメンコを始めて、週1回通うのが大変だった記憶があります。
社会人になると仕事・家事もあったり、
子どもが生まれてからは、本当に全く参加できない!ということも多かったです。

そんな中、やはりお月謝が1か月最低でも1万円くらいするので、
特に育児休職などでお休みしているときは、
なかなか自分のために毎月費用を出すのは難しいなぁ…と思っていました。

でも、週に1回でも、月に数回でも、
日常の色々なことを忘れて、とにかく体を動かすことに集中できる時間は、私にとってはとても大切な時間でした。

お教室より気軽なサークルでまずはフラメンコに触れてもらい、
もっと上手になりたい、本格的に習いたいという気持ちになれば、
そのときは、
群馬にもたくさん素晴らしい先生がいらっしゃいますし、
東京などのクルシージョに通うという手段もあるわけで(私がそうだった)。

そんなワケで、お教室より敷居の低いサークルを作ってみようと思ったわけです。

ギター・カンテ合わせをもっとしたい

その他の理由として、ギター・カンテ合わせを発表の有無に関わらず、定期的にしたい!という気持ちもあってサークルを主宰している部分もあります。

東京ではレッスンにギターさんが入ることがあります!
発表会やライブリハ以外にも、です!

それはまさに、私の尊敬する、大・大・大好きなお師匠さんの河内さおり先生のレッスンですが、
イベリアで練習していると、
その時々で、てるお社長がギターを弾いてくださり、さおり先生が歌ってくださいます!!!

なんと尊いことか…

でも、少なくとも私が所属していたお教室だと、
ギター・カンテ合わせはやはり、発表会がないとなかなかその機会がありませんでした。

普段から合わせていないと発表会のときもすごく緊張するし、
もっとギター・カンテ合わせを自由にできるといいな、と思ったのもサークルをしている理由の1つです。

自分の好きな曲を踊りたい

そしてこれもサークルをしている理由の1つですが、自分の好きな曲種を踊りたいというのがあります。

フラメンコにはいろいろな曲種があります!
→フラメンコの曲種はこちらの投稿

お教室で習うと、先生に教えていただいたとおりの振り付けにする必要があると思います。
一人で踊るならまだしも、発表会で群舞となれば、違う振り付けをするわけにはいきません。

ただ、先生が踊るとカッコいい振り付けでも、
自分にはなんだか合わないかも?という場合もあります…(;’∀’)

曲種や振り付けについても、自分で自由に踊りたいというのも、サークルをしている理由です。
なので、サークルで練習する振り付けはあくまで「仮」なので、ご自分で色々アレンジしてもらって全然かまわないし、フラメンコにこれが正解!というのもない、というスタンスでございます。