次の練習曲はアレグリアスの予定
あと2か月で今年も終わりですね~月日が経つのを早く感じるのは現代のせいなのか、歳をとったせいなのか…
毎月2回の土曜日10時からの練習会は経験者さん向きのお時間になっておりますが、今はタンゴデマラガのリンピアールをしておりまして、R7.1月からは、新たにアレグリアスをする予定です!
ご参加いただいているみなさんにご意見を聞いたところ
- 今は、タンゴデマラガの4拍子だから12拍子がいいかな!
- 前はソレアポルブレリアでマイナー調だったので、明るい曲がいいかな!
ということで、アレグリアスになりました~!パチパチ!!!
のんびりサークルのよいところは、次にする曲を何にしよ~っていうのもみんなで決められるところかなと思います。
管理人もアレグリアスめちゃめちゃ好きです!
アレグリアスの構成
アレグリアスも人によって色々構成があるのですが、管理人がよくする構成はこんなカンジです。
1 | Salida(サリーダ) | 出だしのこと。Salirの名詞。カンテさんがドラマティックにリブレで歌い出しをします。 管理人は、アレグリアスの場合はリブレ(Libre)でカンテさんに自由に一節歌っていただいた後に、リズム出しすることが多いです! そこからジャマーダにて1歌を呼びます。 |
2 | 1 Letra(プリメラレトラ) | 1つめの歌振り(歌に合わせた振付のこと) 歌振り終わるころに合わせてジャマーダを入れて、すぐに2歌を呼びます。 レトラの終わりにジャマーダを入れるため、歌をよく聴いていることが大切になります! |
3 | 2 Letra(セグンダレトラ) | 2つめの歌振り(歌に合わせた振付のこと) |
4 | Falseta(ファルセータ) | 2歌が終わったら、ギターさんメインのファルセータを入れていただきます! ファルセータ終わりころにコントラティエンポの足を少し入れて、ジャマーダにて、いったんシエレ(閉じる)で終わりにします。 |
5 | Silencio(シレンシオ) | 明るい曲調のアレグリアスですが、この「シレンシオ(静けさ)」という部分はギターがマイナー調になり、しっとりとした部分になります。 こういうゆっくりなテンポの部分って、間が持たないっていうか、体幹が必要になるから難しいですよね! |
6 | Escobilla(エスコビージャ) | サパテアード(足のステップ)がメインとなる部分。歌振り2つとファルセータからのシレンシオでまあまあ疲れているところに、踊り手メインのエスコビージャがきます! アレグリアスのエスコビージャの特徴の1つかもしれませんが、まずはドブレのコンパスでゆっくりのサパテアード、それを一旦締めて、シングルの速いコンパスでのエスコビージャの2部構成となります。 そして、「1」から始まったエスコビージャを途中で「12」始まり変える「カンビオ(スペイン語のcambiar:変える、という意味)」テクニカが必要になります! コンパスを見失わないように、要注意~ |
7 | Buleria(ブレリア) | そしてアレグリアスとセットの「ブレリア・デ・カイ」(カディスのブレリア)になります。 ブレリアは1つまたは2つ。考え中~ そして、最後にスビーダで追い上げて、去り歌につなげます。 |
去り歌(salidaとも言う) | 全てが終わり、自分の元居た椅子に戻るか、舞台からはける。 |
けっこう長いですね!
アレグリアスのレトラ
管理人がよく歌うアレグリアスのレトラですが。
1 a Cai* no le llaman Cai ア カイノ レ ジャマン カイ |
2 y que le llaman Relicario イ ケ レ ジャマン レリカリオ |
3 a Cai* no le llaman Cai ア カイノ レ ジャマン カイ |
4 ay porque tiene por patrona アイ ポルケ ティエネ アイ パトロナ |
5 y a la Virgen del Rosario ジャ ラ ビルヘン デル ロサリオ |
6 ay porque tiene por patrona アイ ポルケ ティエネ アイ パトロナ |
7 y a la Virgen del Rosario ジャ ラ ビルヘン デル ロサリオ |
8 cuando salgo de Cai me llevo sal クアンド サルゴ デ カイ メ ジェボ サル |
9 Pa donde no la hay yo regala パ ドンデ ノ ラ アイ ジョ レガラ |
10 yo regala prima,yo regara ay ジョ レガラ プリマ ジョ レガラ アイ |
11 cuando salgo de Cai me llevo sal クアンド サルゴ デ カイ メ ジェボ サル |
上記のレトラの8~11コンパスの4つは「コレティージャ」って言います。
スペイン語の「coletilla コレティージャ」で、辞書的には「あとがき」とか「つけたし」って意味です。
要するに、上記のレトラの1~7が本歌で、それにくっついてるヤツ、っていう意味です。
例えば合わせとかしているときに「コレティージャのとこ、ちょっともう一度いい?」みたいになったら、あ、ここね~ってわかると良いかなと思います。
そして本歌の1~7コンパス目も、見ていただけるとわかるのですが、「4,5」と「6,7」が同じ歌詞だと思います。
この同じ歌詞の繰り返しのことを「エストリビージョ」って言います!
それと、歌詞の「Cai」っていうのは「Cadiz(カディス)」の略です!
歌詞の意味ですが
カディスのことを、みんな「カディス」とは呼ばない。
レリカリオ(聖堂)と呼ぶのさ。
それは、守護聖人として戴いているから。
ロサリオのマリア様を。
青いカディスの海を思い浮かべながら、
迫害を受けてきた人々が日々の苦しみの中から見出した「アレグリア(喜び)」を表現できるとよいかと。
難しいですね~
明るい曲調ですが、ただ明るいだけでなく、色々な思いのある「喜び」ですね。
というわけで1月からがむばろ~がむばろ~~