鉱夫の嘆きの歌・タラント(Taranto)

タラント(Taranto)

タラントは私の大好きな曲の1つです!
群馬のお師匠さんの発表会で1回、ライブでは何回も踊ったことのあるヌメロです。
歌い手さんのカンテに合わせてコンテスタールするスタイルで
フラメンコ始めたばかりの人には難しい曲かもしれません。

でも、コンテスタシオンがきちんとできるということは
カンテさん、ギターさんの音をしっかり聞いて・感じて「応える(コンテスタール)」ということであるから
フラメンコの真骨頂と言えるかもしれませんね。
実際にカンテさん、ギターさんの音楽を聴くと、とっても気持ちの入る曲でもあります。

去年お世話になったルピ先生のタラント!

タラントは鉱山の歌とも呼ばれる「カンテス・デ・レバンテ(Cantes de Levante)」の曲種の1つです。
アンダルシア東部のアルメリアを起源とするリズムが自由な形式である「タランタ」が、
後に2拍子のはっきりした強いアクセントを持つコンパスに変わった曲となり、
それが「タラント」とのこと。

カンテス・デ・レバンテは
Levante(東・東方)、de(の)、Cantes(歌)という意味で、直訳すると「東方の歌」です。

なぜ東方の歌が鉱山の歌かというと、
鉱山労働者として従事していた人たちが東部から集まっていたことと関係があるそうです。

スペイン南のアンダルシア州・ムルシア州には様々な鉱物資源がありますが、その産出に労働力が必要でした。
主としてアンダルシア東部の3県(ハエン・グラナダ・アルメリア)から労働力を集め、
それらの人々がムルシアで鉱山労働者として従事していました。

そのため、カンテス・デ・レバンテは、過酷な環境で働く鉱山労働者の悲哀を込めた歌詞が多いそうです。

タランタの歌詞

タラントのもとであるタランタの歌詞を1つご紹介します。

En la oscura galería,mare
(暗い坑道の中で)

con el barreno en las manos
(手には削岩機を持ち)

me estoy jugando la via
(俺は鉱夫としての人生を過ごす)

pá lo poquito que gano
(それも、僅かな稼ぎを得るために)

ay, que mala suerte es la mía
(あぁ、なんて俺は不運なんだ)

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