スペインタブラオの危機

AIREFLAMENCO.comの6/9の記事で、スペインタブラオの危機について触れられていました。

フラメンコのタブラオが、全て閉鎖するという内容です。

  • スペインタブラオ協会という組織の声明によれば、COVID-19のパンデミック後に再開したタブラオが1つもない。
  • 先週、マドリードの有名なタブラオであるカサパタスが閉鎖を発表しましたが、それ以外のタブラオも、閉鎖してしまうことも、もはや仮説ではない。

ということです。

なぜ、COVID-19のパンデミックによりタブラオがこれまで危機的な状況になってしまうのでしょうか。

それは、このような状況があるからとのことです。

  • スペインタブラオのフラメンコは、国内客だけでは成り立たず、観光客に支えられている。
  • スペインタブラオの平均キャパシティは80人程度とテアトロ(劇場)に比べて小さいので、100%の集客がないと、運営が厳しい。
  • スペインのフラメンコアーティストの95%が、タブラオから仕事を与えられている状態。

つまり、COVID-19による海外からの移動制限が解除され、かつ、キャパシティとしても100%集客できる状況にならないとタブラオが立ち行かず、
タブラオが閉鎖してしまえば、タブラオに仕事を依存しているアーテイストも立ち行かなくなる、ということらしいです。

ちょうど昨日、italkiというアプリケーションでマドリッド在住の先生のスペイン語レッスンを受けたのでタブラオの現状を聞いてみたところ、
COVID-19のパンデミック以来、マドリードのタブラオは全てクローズとのことでした。

フラメンコはユネスコの無形文化遺産ですが、国による手立てはないのかなと思うところです。

本土で活躍していて、日本に来てくださるアーティストもたくさんいらっしゃいますし、行動様式の変容で文化の灯が消えてしまうのは何とも悲しいことだと思います…

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