新型ウィルスの関係で敬愛する息子さんが長期春休みという形になりました。
学用品を持ち帰ってきたので、
本人の意向により絵を飾ってみました!
リビングドアを開けると真っ先に目に入る場所にあるので、
すごい圧です!!!
というわけで、ファルーコ一家のつづき。
ファミリア・ファルーコ家系図
前回のお話でエル・ファルーコに端を発するファルーコ一家のジェノグラムを描いてみましたが、
それぞれのアルティスタを紹介してみたいと思います。
エル・ファルーコ(1935-1997)
El ARTE DE VIVIR EL FLAMENCO でのページ
本名アントニオ・モントーヤ・フローレス、「エル・ファルーコ」は1935年にマドリッドのポスエロ・デ・アルコンで生まれ、1997年にセビージャでお亡くなりになりました。
ギタリストのラモン・モントージャを大叔父とし、ジプシーの本質を踊りによみがえらせようとしたバイラオール。
14歳で結婚し、15歳で父となったそうです。
彼の息子は(初代)「ファルキート」と呼ばれ、エル・ファルーコの生まれ変わりのように、完璧なバイラオールだったそうですが、18歳の時に交通事故で亡くなります。その衝撃で、一時は踊りを辞めたそうですが、孫のファルキートに希望を託します。
ニューヨークで大成功をおさめ、カルロス・サウラの映画『フラメンコ』にも主役の一人として出演しています。
ラ・ファラオナ(1960-2015)
El ARTE DE VIVIR EL FLAMENCO でのページ
本名ピラール・モントーヤ・マンサノ、「ラ・ファラオナ」はエル・ファルーコの長女として1960年にセビージャで生まれ、2015年に55歳の若さで病気で亡くなりました。
ラ・ファラオナのバイレは技術面でシンプルだけど、とても正確で、強さと自信にあふれているそうです。
ラ・ファラオナの妹はラ・ファルーカで、子どもたちはアフリとバルージョ、いずれもバイレとして大活躍しています。
ラ・ファラオナのバイレは特にタンゴが素晴らしく、腰の動きとバスケットを持ったスタイルが有名とのことです。
フラメンコの教授活動も精力的に行っていた様で、スペイン国内はもとより、国外からも生徒を受け入れ、その数は数千人とのことです。
ラ・ファルーカ(1962-)
本名ロサリオ・モントーヤ・マンサノ、「ラ・ファルーカ」はエル・ファルーコの次女として1962年にセビージャで生まれました。
EL ALTE DE VIVIR EL FLAMENCOのページ
夫はカンタオールのエル・モレーノで、ファルキート、ファルー(ファルーコ)、カルペータのお母さんです。
夫が38歳の若さで病死してからは喪に服しておりしばらく踊りから退いていたそうですが、2005年に舞台に復活したとのこと。2019年にガルロチで公演がありました。