フラメンコでとっても大切な「アセント(Acento)」

習得のプロセス

新しいことを習得するにはプロセスを踏むことが必要です。何事も一足飛びには上手になりませんね。。。

自分が今、どの段階にいるのかといのを意識することって、すごく大切だと個人的には思っています。なぜなら、それがわかっていないと、できないことの原因に対する対処が変わってくるからです。

習得のプロセスは一般的にはこういう流れだと思っております(何か文献とか理論があったかな。時間があったら探してみます)。

  • わからない(わからないけど感覚的にできちゃう場合と、わからないからできない場合と2種類ある)
  • わかるけどできない
  • わかっていてできる
  • (当然わかっているから)無意識でできる

ライブなどに出るときは、最低限「わかっていてできる」の状態が必要だと思われます。自分がすることをわかっている。わかっていて、ある程度はできる。その後、「無意識でできる」の状態になると、表現も広がるし、そのときに応じた中身が出来ると思います。

というわけで、まずは「わかる・理解する」ということが第一段階でとても大切だよ、というお話です。

アクセントのことをスペイン語では「アセント(Acento)」といいます。

今回はフラメンコにおける「アクセント」=「アセント」のお話です。

これをお伝えしてみようと思ったのは、これって当たり前のことだよね、わかってるよねと思い、みんなと練習するときも、これらは所与のこととして、前提として、何にもお伝えせずに振付をしたりしていたとき、ふと、あれ、もしかして知らないのかも?と思ったので書いてみたいと思います。

私がよく「アセント」と言っているのは、「アクセント」のことです。

12拍とか8拍とかジャマーダなどの中で、どこを強くするか、ということです。

フラメンコでは「アセント」がとても大切です。

フラメンコではアセントを意識して踊ることが必要不可欠になります。

それは曲に抑揚や表現を付ける意味でも、バックアーティストに明確に合図を伝える意味でも必要です。

ジャマーダ:「3」と「10」にアセント入っていますか。

※繰り返しますが、私がこういったことをお伝えしているからといって、「無意識でできる」の状態にあるとひけらかしているわけでは決してなく、私はいつもいつまでもこれからも永遠に練習生です。また、これらは私が今までフラメンコに関わってきた中で学んだことですので、これが絶対ということではないかもしれませんので、ご自身で研究してみてください!

まずは定石の12拍子のジャマーダ(歌を呼ぶ合図)ですが、こんな感じです。

ジャマーダのアセントです。

ジャマーダは「1」から始まりますが、「3」と「10」にアセントを入れます。3から10へのイメージは「レガート」で「ボールをポーンと投げたときの放物線」です。要するに、ブツブツと1つ1つが切れていないということで、アセントを付けることでそれができたりします(ああ、やっぱり言葉で説明するのは難しい)。

そしてジャマーダですから、シエレの「10」とは違い、この「10」のあとに何か振付が続きますよね。

その時に、次の振付に気を取られて「次はこれをしなくっちゃ!」と思うと「10」のアセントを忘れがちで残念な感じになります。私も残念な人の一人です。10回やって5回くらい残念だと思います。残念の回数を減らせるように精進したいと思います。

後ろにアセントを入れる・3拍子編。

3拍子×4つの固まりがあると、12拍子になります。

この練習をするときに、まずは3拍子をパルマ(手拍子)で叩いて、3拍子の頭にゴルペ(足全部で音をだすこと)をしてみます。このゴルペの位置を、頭ではなく、後ろにいれてみようよ、というお話です。

「ウン・ド・トレ」の「ウン」が、手拍子と足になります。これは普通にできると思います。

3拍子のあたまにアセントを入れてみる

その次ですが、後ろにアセントを入れてみます。

「ウン・ド・トレ」の「トレ」が、手拍子と足になります。ちょっと難しくなります。

3拍子のうしろにアセントを入れてみる

ここで気がつくことがあります。これって、例のアセントです。よくあるやつ。

定石だ。

アレグリアスでした!定石のエスコビージャ(足の部分)ですよ。

そして次の練習ですが、「1」と「3」の両方にアセントを入れます。3拍子なんだけど、2拍子のように感じながら、というイメージです。

1と3。

これ、ブレリアのノリに絶対必要です。この、3拍子なんだけど2拍子みたく感じる「タータ」って、フラメンコのノリに必要不可欠です(ああ、やっぱり言葉だと難しい)。

後ろにアセントを入れる・2拍子編。

2拍子といえばタンゴですね。タンゴ独特のうねりって難しいですよね。なんででしょうね。それって、アセントも1つの要因かと思います。なぜなら、タンゴも後ろアセントだからです。

頭にアセントがある練習はこんな感じ。

2拍子あたま。

でも、タンゴはこっちです。

2拍子うしろ。

なんだよ、3拍子に比べて2拍子の部分は全然文量少ないじゃないか、という感じですが、書くのが疲れたのでここで終わりにします。要するに(まとめちゃってますが)、アセントの位置を意識することがフラメンコには必要だよっていうお話です。

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